2019年04月03日
葬儀や通夜に出席したことがある人は、会場で小袋に入った塩を配られたという経験をしたことがあるのではないでしょうか。死は古くから日本において穢れたものであると考えられてきました。その穢れを清めるために利用されてきたものが塩で、昔は海辺で身を清めたり手を洗ったりしたと言われています。
この習慣が現代まで受け継がれており小さな袋に入れて参列者に配られる他に、大きな会場では出口の一角に敷き詰めて踏んで清めてから会場を後にすることができるようになっているところもあります。葬儀でこの袋が配られてもどのようにして使えばよいのかよくわからないという人がいるかもしれませんが、ここで紹介するのでぜひ参考にしてみてください。
葬儀や通夜に参列してから自宅に入る前の玄関で使用し、一つまみを胸から背中、足元へとかけていきます。かけた塩を最後に手で払い落とすことで、穢れも一緒に落とすことができると考えられています。最近では足元にだけかける人も多くなってきているようです。
このような習慣を単なる迷信だと考える宗派もあると言われています。いずれにせよ自分が納得できる方法で対処するようにすれば、後悔することがないはずです。