2016年11月29日
忌日法要は死後七日ごとに四十九日まで行います。特に四十九日は来世の行き先が決まるもっとも重要な日で、故人の成仏を願い極楽浄土に行けるように法要を営みます。葬儀のときの白木の位牌は仮のものですから、四十九日までに本位牌を準備します。主な参列者は遺族、親族、友人、知人となります。僧侶による読経のあと、一同で焼香、会食をします。この際に、僧侶にはお礼をお渡ししなくてはなりませんが、僧侶がお食事に同席して下さる場合には、御布施または御経料、お車代の2つを用意します。
2016年11月24日
僧侶にお礼として、お布施を渡します。その際には、どんな封筒や色にするか、迷ってしまうことがあります。マナーもあるだろうし、出来ることならそれを守って、お礼を渡したいです。しかし、時代の流れというか、その辺りのことを多目に見てくれる僧侶もいます。昔は、厳守するのが当たり前のマナーではありましたが、それも時代によって変化した部分ともいえます。また、核家族か進んでしまって、それらのマナーを伝える親達との関係が希薄になってしまったことも、原因ともいえます。
2016年11月22日
お香典を包んだ不祝儀袋に名前を書くときには、薄墨を使います。なぜ薄墨を使うかと言うと、あまりの悲しみに涙がこぼれ、墨が薄くなってしまいましたという意味が込められているからです。この話はよく知られていますので、弔事の文字は薄墨で書くというイメージが付いてしまっているかもしれません。けれど、これがお布施袋となると、話は違ってきます。黒い墨を使うのが、正しいお布施袋の書き方だからです。薄墨ではなく、普通の黒い墨で描ける筆ペンを使うのがいいでしょう。